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企業PR動画の構成テンプレート|会社紹介動画を目的別に組み立てる型と台本の作り方

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何から話し、どの順番で見せればいいのか。企業PR動画や会社紹介動画を作ろうとすると、まずここで手が止まります。撮影や編集の腕も関わりますが、見た人に伝わるかどうかは、撮影の前に決める「構成」で大きく変わります。

ここでは、PR動画の構成を目的別の「型」として整理し、台本や絵コンテに落とし込むまでの考え方をまとめました。

目的別に見る、PR動画の構成の型

構成を考える前に、次の3つを一文ずつ書き出しておくと、型を選びやすくなります。

  1. 誰に見てもらうか(例:取引を検討している県外の企業の担当者)
  2. 見た後にどう思ってほしいか(例:「この会社なら任せられそう」)
  3. 見た後に何をしてほしいか(例:問い合わせフォームを開く)

この3つが決まると、動画の目的も自然と絞られます。目的ごとの構成の型は次のとおりです。

目的主な視聴者構成の型(流れ)見た後にしてほしいこと
会社紹介取引先・金融機関・来客つかみ→事業の全体像→強み→実績・数字→会社の姿勢→連絡先会社を覚えてもらう、問い合わせ
ブランディング一般の方・地域の方・ファン情景や問いかけ→想い・価値観→それを形にしている現場→ロゴとメッセージ共感・好感をもってもらう
採用求職者・学生・保護者仕事の一場面→仕事内容→働く人の声→職場の様子・制度→応募方法説明会への参加、応募
営業見込み客・商談の相手相手の課題→解決策→使い方・仕組み→導入事例・数字→次の一歩資料請求、商談の予約

会社紹介:全体像が先、細部は後

会社紹介は、初めて会社を知る人が「何をしている会社か」をつかめることが第一です。事業がいくつかある場合も、最初に全体像を一画面で見せてから主な事業を順に紹介すると、見る人が迷わずに済みます。沿革や組織図を細かく並べるより、強みが伝わる現場の映像に実績や数字を一つ添える方が、印象に残りやすくなります。

ブランディング:説明より「感じてもらう」

ブランディング動画は、情報を伝えることよりも、会社の考え方や雰囲気を感じてもらうことを優先します。ナレーションは短めにして、映像と音楽に語らせる作りが向いています。最後にロゴとメッセージを置き、記憶に残る一言で締めくくります。

採用:仕事の「リアル」を順番に見せる

求職者が知りたいのは「自分がそこで働く姿を想像できるか」です。仕事の一場面から入り、仕事内容、先輩社員の声、職場の様子と進めると、入社後の一日を追体験するような流れになります。採用動画の構成の型と伝える内容は採用動画の構成と作り方の記事、社員インタビューの撮り方はインタビュー動画の制作ガイドで詳しく紹介しています。

営業:相手の課題から始める

営業用の動画は、自社の紹介から始めるより、相手が抱えている課題から始める方が「自分ごと」として見てもらえます。この流れは次の章で詳しく紹介します。

撮影現場でカメラを準備するスタッフ

冒頭の数秒と「課題→解決→証拠→行動」の順番

冒頭の数秒で「見る理由」をつくる

Webで見る動画は、冒頭で見続けるかどうかが決まります。YouTubeのヘルプでは、視聴者維持率(動画のどこまで見られたか)に関する指標の一つとして「イントロ」を挙げ、最初の30秒が経過した後も視聴を続けた視聴者の割合を示すものだと説明しています。この割合が高いほど、冒頭の内容が、タイトルやサムネイルから視聴者が期待した内容と合っていると考えられる、とされています。

GoogleがYouTube広告向けにまとめた「ABCD」という考え方でも、最初の項目は「Attract(最初から注意を引く)」です。続く「Brand(ブランドを自然に織り込む)」「Connect(ストーリーで感情に訴える)」「Direct(行動の呼びかけをはっきりさせる)」と合わせた4つの考え方に沿った広告は、Googleによると、短期的な売上の見込みが30%、長期的なブランドへの貢献が17%高かったとされています(Kantarと共同で約11,000本の広告を分析)。

冒頭のつかみには、たとえば次のような作り方があります。

  • 見る人の課題を問いかける(例:「人手が足りない現場、ありませんか?」)
  • いちばん印象的な映像を最初に置く(ドローンの空撮、製品が動く瞬間など)
  • 驚きのある数字や事実を一行で見せる
  • 会社名やロゴを早めに出し、「誰の動画か」をはっきりさせる

伝える順番は「課題→解決→証拠→行動」

本編の流れに迷ったら、次の4段階に当てはめてみてください。営業用の動画だけでなく、会社紹介やサービス紹介にも使える基本の型です。

段階伝えること映像の例配分の一例(60秒の場合)
課題見る人が抱えている悩みや不便困っている現場の様子、問いかけのテロップ約10秒
解決自社の製品・サービスで何が変わるか製品・サービスを使っている場面約20秒
証拠「本当に変わる」と信じられる根拠導入事例、お客様の声、数字、資格や受賞歴約20秒
行動見た後にしてほしいこと問い合わせ先、Webサイト、QRコード約10秒

4段階のうち抜けやすいのが「証拠」です。解決策を語るだけでは広告として受け流されやすく、実績や数字、お客様の声といった裏付けがあってはじめて信頼につながります。最後の「行動」は一つに絞ります。問い合わせ、資料請求、採用ページなど、してほしいことが複数並ぶと、見る人が迷ってしまいます。

尺の目安と、使う場所ごとの作り分け

動画の長さは、使う場所から決めるのが近道です。動画配信サービスのWistiaは、自社の動画レポートのデータをもとに、1分未満の動画の平均エンゲージメント率(動画のうち視聴された割合)は52%で、多くの視聴者は動画の中盤あたりで離脱すると紹介しています。長い動画ほど、最後まで見てもらうための工夫が必要になります。

使う場所尺の目安作り方
Webサイトのトップ・会社概要1〜3分冒頭で全体像を見せ、最後に問い合わせへの導線を置く
展示会のブース15秒〜1分のループ音なしでも伝わる大きな文字、途中から見ても意味がわかる構成
営業・商談2〜5分相手の課題から入り、事例と数字を厚めに
SNS・Web広告15〜60秒冒頭の数秒で引きつける、縦型・正方形も検討、字幕を入れる
会社説明会・式典での上映3〜5分大きな画面と音響を前提に、映像と音楽で雰囲気をつくる

手間が少ないのは、まず2〜3分の「本編」を作り、そこからSNS用の15秒・30秒版や展示会用のループ版を切り出す方法です。撮影は一度で済み、使う場所ごとにちょうどよい長さで届けられます。展示会用の映像の作り方は、展示会で流すループ動画の記事で詳しく紹介しています。

SNSでは音を出さずに動画を見る人もいます。Facebookが2021年に紹介した動画広告のヒントでも、音がなくても見て理解できるように作ること、ブランドとメッセージを冒頭近くに出すことが挙げられていました。SNSや広告に使う版には、ナレーションの内容を字幕でも入れておきます。

スタジオでの撮影の様子

台本・絵コンテの作り方

構成が決まったら、台本と絵コンテに落とし込みます。

台本は「映像」と「音」を並べて書く

台本は、映像(何を映すか)と音(ナレーション・テロップ・BGM・効果音)を横に並べた表にすると、撮影と編集の両方で使いやすくなります。60秒の会社紹介動画の台本の例です。

秒数映像ナレーション・テロップ音楽・効果音
0〜5秒工場の朝、機械が動き出すテロップ「毎日の暮らしを支える部品の現場」BGMが静かに始まる
5〜15秒製品のアップ、社員の手元ナレーション「私たちがつくる部品は…」BGMが盛り上がる
…………
55〜60秒ロゴ、Webサイトのアドレス「まずはお気軽にご相談ください」締めの音

ナレーションの長さは、話す速さで決まります。原稿を声に出して読み、ストップウォッチで計ってみると、情報の詰め込みすぎに気づけます。

絵コンテはラフで十分

絵コンテは、場面ごとの画面のイメージを並べたものです。棒人間や写真の切り貼りでも、カメラの向きや人物の位置が伝われば十分役に立ちます。絵コンテがあると、社内での確認や撮影当日の段取りが決めやすくなり、「思っていた映像と違う」というずれも防ぎやすくなります。

社内の確認は「構成の段階」で

修正は、工程が進むほど手間と費用がかかります。社内の決裁者には、撮影の後ではなく、構成・台本の段階で一度見てもらうのがおすすめです。制作全体の流れと発注側の役割は、動画制作の流れの記事にまとめています。

ナレーション・テロップ・BGMの役割

映像を支える3つの要素には、それぞれ得意な役割があります。

要素得意なこと気をつけたいこと
ナレーション情報を順序立てて伝える、信頼感を出す映像と同じ内容の言い直しは最小限に。声の印象が会社の印象になる
テロップ音なしでも内容を伝える、数字や固有名詞を正確に見せる一画面の文字は少なく、読み切れる時間だけ表示する
BGM雰囲気とテンポをつくる、場面の切り替わりを伝える商用利用の条件など、使用許諾を必ず確認する

ナレーション:声で「会社の人柄」が伝わる

ナレーションは、映像だけでは伝わりにくい情報を補い、全体を一本の話としてまとめる役割があります。落ち着いた声なら誠実さ、明るい声なら親しみやすさが伝わります。社員が自分の言葉で語る方法もあり、採用動画ではリアルさが伝わります。

テロップ:要点と数字を「見せる」

テロップは、ナレーションの全文を載せるより、要点や数字、固有名詞に絞って見せます。展示会やSNSなど音が届きにくい場面では、テロップが主役になります。

BGM:テンポと感情をつくる

BGMは、同じ映像でも印象を大きく変えます。ブランディングなら余韻のある曲、営業や採用なら軽快な曲と、目的に合わせて選びます。フリー音源を使う場合も、商用利用やクレジット表記の条件を確認しておきます。詳しくは動画BGMの基本ルールの記事をご覧ください。

ナレーション収録の様子

よくある質問

Q. 構成や台本は、自分たちで用意する必要がありますか?

制作会社に任せることができます。目的・見てほしい人・使う場所を伝えていただければ、構成案から提案を受けられます。社内で伝えたいことのメモや会社案内のパンフレットがあると、構成づくりが早く進みます。

Q. 1本の動画を、Webと展示会の両方で使えますか?

使えます。ただ、Webは音ありで見られることが多く、展示会は音が届きにくいなど、見られ方が異なります。本編を作るときに、展示会用のループ版やSNS用の短い版も一緒に作る計画にしておくと、撮影は一度のまま、場所に合わせて使い分けられます。

Q. 会社紹介動画の長さは、どれくらいがよいですか?

Webサイトに置くなら1〜3分ほどが一つの目安です。伝えたいことが多い場合は、1本を長くするより、事業ごとの短い動画に分けて、見る人が必要なものを選べるようにする方法もあります。

Q. 社員に出演してもらうのが不安です。

インタビュー形式で質問に答えてもらい、自然な言葉を編集でつなぐ方法なら、撮影に慣れていない方でも話しやすくなります。台本どおりに話すより、その人らしさが伝わる映像になります。

アイフィルムでのPR動画制作

アイフィルムでは、企業や自治体のPR動画・会社紹介動画を、企画・構成から撮影、編集、音楽、ナレーションまで一貫して制作しています。実写に加えて、3DCGやアニメーション、ドローン空撮を組み合わせた表現にも対応しています。

これまでの制作実績の一部です。

  • 株式会社橋立 様「企業紹介動画」
  • 株式会社エスアール 様「会社紹介動画」
  • REAQUA 様「クリーニングサービス紹介動画」
  • GUMAFINDER 様「医療機器紹介動画」
  • 新潟県糸魚川市 様「美山プロジェクト紹介動画」、第5回新潟ふるさとCM大賞「ええねか、いといがわ」

ナレーションは、提携事務所のナレーターから複数の候補をご提案し、ボイスサンプルを聴き比べて選んでいただけます。3分・1,000文字までの動画ナレーションは66,000円(税別)です(ナレーターの指名や広告での利用は別途お見積り)。料金の仕組みはナレーション収録の料金の記事にまとめています。

動画は制作実績で、サービスの詳細はプロモーション動画のページでご覧いただけます。構成がまだ固まっていなくても、目的と見てほしい人をお問い合わせからお知らせいただければ、構成案からご提案します。

参考にした情報
  • 7年連続いといがわキャリアフェスティバルの音響・映像・会場設営
  • 国家資格二等無人航空機操縦士(夜間・目視外の限定解除)
  • 電気工事士イベントの仮設電源も自社で施工
  • 自治体の案件新潟県内の入札・プロポーザルに参加
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