無料相談・見積もり 025-556-6257
  1. ホーム
  2. ブログ
  3. 動画制作の流れ|初めての依頼で発注側が決めることと期間の目安を工程別に解説

動画制作の流れ|初めての依頼で発注側が決めることと期間の目安を工程別に解説

この記事は約10分で読めます

合同会社アイフィルムの小池です。

「動画を作ることになったけれど、何から始めればいいのかわからない」。初めて動画制作を担当する方が、まず迷うのがこの点です。制作の作業そのものは制作会社が進めますが、動画づくりには発注側にしか決められないことがいくつもあります。そこが早めに決まるほど、スケジュールにも仕上がりにも余裕が生まれます。

今回は、制作会社の作業ではなく「発注する側の目線」で流れを追います。

動画制作は8つの工程で進みます

動画制作は、大きく分けると次の8つの工程で進みます。期間は一般的な制作会社の目安で、動画の長さや撮影の規模、社内確認にかかる時間によって前後します。

工程主な内容期間の目安
1. 相談・ヒアリング目的・見てほしい人・予算・納期の共有初回の打ち合わせは1日程度
2. 企画・構成・見積もり構成案や台本の作成、見積もりの提示約3週間〜1か月
3. 契約金額・範囲・納期・権利の取り決め社内の決裁手続きによる
4. 撮影準備ロケハン(撮影場所の下見)、出演者・許可の手配約2週間
5. 撮影本番の撮影1〜2日(規模により1週間程度)
6. 編集・初稿確認映像をつなぎ、テロップ・音を入れて初稿を作成約3週間〜
7. 修正初稿へのご意見を反映約1週間
8. 納品完成データのお渡し公開日に合わせて調整

全体では、依頼から納品まで「1〜2か月」とする情報もあれば、「2〜3か月」とする情報もあります。撮影がない編集だけの動画なら短く、複数日のロケや出演者のオーディションがあれば長くなります。

公開日から逆算する

スケジュールは「いつ公開したいか」から逆算すると立てやすくなります。上の目安を足し合わせると、撮影ありの一般的な動画では次のようなイメージです。

公開日から見た時期進めておきたいこと
約2〜3か月前制作会社へ相談、目的と予算の共有
約2か月前構成案と見積もりの確定、契約
約1か月半前出演者・撮影場所・許可の調整、撮影
約1か月前初稿の確認、修正の依頼
約1〜2週間前完成版の確認、納品、公開の準備

見落としやすいのは、制作会社の作業期間とは別にかかる「社内確認の時間」です。上司や関係部署の確認が必要な場合は、その日数もスケジュールに組み込んでおきます。

工程別|発注側がやること・決めること

各工程で、発注側にお願いしたいことを表にまとめました。すべてを最初から決めておく必要はなく、制作会社と相談しながら一つずつ固めていけば大丈夫です。

工程発注側がやること発注側が決めること
相談・ヒアリング動画を作る背景や困りごとを伝える。参考にしたい動画があれば共有する目的、見てほしい人、公開場所(Web・SNS・イベントなど)、予算の上限、公開日
企画・構成・見積もり構成案や台本を読み、社内の意見を集める伝える内容の優先順位、動画の長さ、出演者(社員か、外部の方か)
契約見積もりの内訳と範囲を確認し、社内決裁を進める修正の回数と範囲、納品形式、著作権と利用範囲
撮影準備撮影場所の手配、出演者への依頼、施設や関係者への連絡撮影日、撮影場所、映ってよい範囲
撮影当日の立ち会い、現場での確認その場での演出の判断(言い回し、映す物など)
編集・初稿確認初稿を見て、意見を一つにまとめる修正したい箇所と優先順位
修正修正版の確認、最終の社内承認完成(OK)の判断
納品受け取ったデータの確認と保管公開日、公開する担当者

相談の段階では「目的」と「予算の上限」を

最初の相談で特に伝えてほしいのは、「この動画で何を達成したいか」と「予算の上限」です。予算がわかると、制作会社はその範囲でできる最善の構成を提案できます。見積もりの内訳や金額の決まり方については、動画制作の見積もりはどう決まるのか(工程別解説)で詳しく紹介しています。相場感を知りたい方は動画制作の費用相場【2026年最新版】もあわせてご覧ください。

窓口の担当者を一人決めておく

発注側の窓口を一人に決めておくと、連絡や確認が早く進みます。複数の部署が関わる場合も、意見は窓口の方がまとめて制作会社へ伝える形にしてください。制作会社の選び方や、依頼前に整理しておきたい項目は動画制作会社の選び方【2026年決定版】にまとめています。

撮影準備と撮影当日に発注側がやること

撮影準備では、発注側に主に次の3つを進めていただきます。

ロケハン(撮影場所の下見)

撮影場所の広さ、明るさ、音(空調や機械の音)、電源の位置、駐車場などを事前に確認します。制作会社が下見に伺う場合は、施設の案内役の方に同行していただけると、確認が一度で済みます。

出演者の手配と同意

社員やお客様に出演していただく場合は、撮影日の調整に加えて、「どこで、どのくらいの期間公開するか」を事前にお伝えし、出演の了承を得ておきます。公開範囲が後から広がるときは、改めて確認します。

撮影の許可

施設の中で撮影する場合は、施設の管理者への申請が必要になることがあります。道路で撮影する場合は、道路交通法にもとづく道路使用許可が必要になる場合があります。新潟県の施行細則では、許可が必要な行為として「道路においてロケーション、撮影会又は街頭録音会等をすること」が挙げられています。新潟県警察の案内では、申請先は道路を使用する場所を管轄する警察署とされており、警察庁もロケ撮影については時間的余裕をもって警察に相談するよう呼びかけています。

撮影当日は、担当者の方に立ち会っていただけると助かります。「この製品はこちらの角度で」「この言い回しは社内用語なので言い換えたい」といった判断をその場でできるため、撮り直しを防げます。インタビュー撮影の準備についてはインタビュー動画の撮影・制作完全ガイドも参考にしてください。

撮影現場でカメラを準備するスタッフ

編集・初稿確認・修正を進めるコツ

撮影した映像を制作会社が編集し、最初の完成案(初稿)をお送りします。ここからの進め方で、仕上がりと日程が大きく変わります。

  • 意見は一度にまとめて伝える:修正の依頼が何度にも分かれると、そのたびに作業と確認が発生します。社内の意見を窓口の方が集め、まとめて伝えるのが近道です。
  • 場所は「時間」で伝える:「1分20秒のテロップを〇〇に変更」のように、動画の再生時間で指示すると行き違いが起きにくくなります。
  • 小さな修正と大きな変更を分けて考える:テロップの文字や色の調整は小さな修正、構成の入れ替えや撮り直しは大きな変更です。大きな変更は追加の費用や日数がかかることが多いため、構成案の段階で確認を済ませておくと、後半の日程が崩れにくくなります。

BGMやナレーションも、このタイミングで確認します。BGMの権利については動画BGMの基本ルール7選で紹介しています。

契約前に決めておきたい、揉めやすい6つの項目

制作の途中や納品後に行き違いが起きやすいのは、次のような点です。どれも契約の段階で決めておけば防げます。

確認すること起こりやすい行き違い事前に決めておくこと
修正の回数と範囲何回まで費用に含まれるのか認識がずれる無料で対応する回数、追加費用になる変更の範囲
撮影素材の扱い編集前の撮影データももらえると思っていた撮影データを納品物に含めるか、保管期間
著作権費用を払ったので著作権も自社のものだと思っていた著作権を譲渡するか、利用を許諾する形にするか
二次利用Web用の動画を展示会やテレビCMにも使いたくなった使う媒体・期間・地域、別の用途に使うときの扱い
出演者・音楽出演者の退職後や、BGMの使用範囲で迷う公開期間、BGMやナレーションの利用範囲
納品形式欲しいファイル形式やサイズと違ったファイル形式、横型・縦型、字幕の有無

著作権の扱いは契約で決めます

文化庁の『誰でもできる著作権契約マニュアル』では、著作権は原則として作った人(著作者)が持つこと、制作を依頼した側に著作権を帰属させたい場合は契約でその旨を取り決める必要があることが説明されています。

著作権をすべて譲り受ける場合も注意が必要です。同マニュアルでは、契約書に「著作権法第27条及び第28条に規定する権利を含む」と明記する必要があり、明記しない場合、動画を作り変える権利など二次的著作物に関する権利は、譲渡の対象ではないと推定されると説明されています(著作権法第61条第2項)。著作者人格権(作品を勝手に変えられない権利など)は譲渡の対象とならず、著作権が移転しても著作者に残ります。

著作権を譲り受けず「利用を許諾してもらう」形にする場合は、認める利用方法を明確にし、利用できる期間や地域も定めておくべきとされています。後から展示会やイベントでも使う可能性があるなら、最初にその用途も伝えてください。

アイフィルムでの進め方

アイフィルムでも、ヒアリングから企画、シナリオ・コンテ作成、撮影、編集、ナレーション・MA(音の仕上げ)、最終調整・納品という流れで進めています。各工程での作業内容はトップページの「動画制作の流れ」で紹介しています。

撮影にはお客様にも同行していただき、イメージにずれがないかを確認しながら進めます。ナレーションの収録にはお客様の立ち会い(オンライン可)をお願いしており、納品前にはお客様とご一緒に試写を行います。納品はデータのほか、DVDなどでのお渡しにも対応しています。

オリジナルBGMやCMソングを制作する場合は、著作権はアイフィルムが持ったまま、お客様の動画や広告で使っていただく形が基本です(楽曲そのものの販売はご遠慮いただいています)。著作権の譲渡をご希望の場合は、別途お見積りで承ります。

修正は、軽微な修正を一定の回数まで想定し、回数と範囲を事前に取り決めます。大幅な変更は追加費用になる場合があります。映像の著作権は契約内容によって変わりますが、基本的にはアイフィルムに帰属し、お客様が使える範囲(媒体・期間・地域)を契約で定めます。制作期間は内容しだいですが、一般的な制作で2〜6週間が目安です。

どんな動画が作れるかはサービス一覧と制作実績をご覧ください。「まだ内容が固まっていない」段階のご相談も、お問い合わせから受け付けています。

よくある質問

Q. 何も決まっていない段階で相談してもよいですか?

はい。目的や予算がぼんやりしていても、ヒアリングを通じて一緒に整理していけます。「いつまでに」「誰に見てほしいか」だけでも伝えていただけると、話が早く進みます。

Q. 急ぎの場合、どの工程を短くできますか?

企画・構成の確認と社内確認の期間が、短縮しやすい部分です。窓口の方が確認の日程を先に押さえておく、修正をまとめて伝えるといった工夫で、全体の期間を縮められます。撮影を減らし、既存の写真や映像を活用する方法もあります。

Q. 修正は何回までお願いできますか?

制作会社や契約によって異なります。何回まで費用に含まれるのか、どこからが追加費用になるのかを、契約前に確認しておいてください。

Q. 撮影した素材はもらえますか?

編集前の撮影データを納品物に含めるかどうかは、契約で決める項目です。社内で別の動画に使いたい、写真として切り出したいといった予定があれば、見積もりの段階で伝えておいてください。

参考にした情報
  • 7年連続いといがわキャリアフェスティバルの音響・映像・会場設営
  • 国家資格二等無人航空機操縦士(夜間・目視外の限定解除)
  • 電気工事士イベントの仮設電源も自社で施工
  • 自治体の案件新潟県内の入札・プロポーザルに参加
料金シミュレーター