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お歳暮を送ってはいけない相手とは? 失礼を避けるための基本ガイド

  • 執筆者の写真: 京平 小池
    京平 小池
  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

年末にかけて、日ごろの感謝を込めて贈り物をするお歳暮。

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届ける相手を選ぶとき、ふと立ち止まって考えたいのが、贈ってはいけない相手がいることです。

間違えて贈ると、相手が困ったり、自分が後で気まずくなったりすることも。ここでは、特に注意したい代表ケースを、実務的な理由と「あてはまったらどうするか」の両面から整理します。

1. 公務員、または立場上受け取れない可能性のある人


なぜ控えるべきなのか

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  • 公務員は、利害関係者から金銭や物品を受け取ることが禁止されている法律・規定があります。たとえば楽天市場のガイドでは、国家公務員倫理法などに基づき、利害関係者からお歳暮を受け取ることができないと解説されています。楽天市場同ガイドでは、大手企業や外資系企業など、企業の方針で贈答を禁止している場合もあると説明し、事前確認を促しています。


  • 公式な説明文でも、国家公務員は贈り物の受け取りが禁止され、季節の贈り物も含むことが示されています。例えば国家公務員倫理審査会のFAQでは、お中元・お歳暮などの贈り物は名目や金額にかかわらず禁止と明記されています。つまり、法律上・規定上の問題があるため、贈らない、あるいは相手に迷惑をかけない形を選ぶことが望ましいのです。


どう対応するか

  • 相手が公務員である、あるいは勤務先が贈答禁止とされている可能性がある場合は、直接贈るのではなく、口頭や書面で感謝を伝える、あるいは年明けの簡単な手土産に切り替えるなど、ギフト以外の形で気持ちを伝える方法が無難です。

  • 会社や組織ごとの方針は年々変わるため、事前に相手の所属先のルールをさりげなく確認することが大切。最近の解説では、虚礼廃止などの理由で贈答を控える方針が広がっていることも指摘されています。

2. 企業や組織の内部ルールで贈答が禁止されている場合

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なぜ控えるべきなのか

  • 企業によっては、贈答受領自体を禁止したり、形式的な儀礼を廃止したりする方針を掲げています。こうした方針に反して贈ってしまうと、受け取り拒否や返送などのトラブルや、相手に気まずさを与える可能性があります。楽天市場のガイドでも、禁止企業へのお歳暮は受け取り拒否の可能性があると警鐘を鳴らしています。


  • 外部解説でも、組織規定により贈答を控える職種や立場があると指摘され、事前確認の重要性が強調されています。これは法律による直接的な禁止ではなく、トラブル防止や職務の公平性を保つための内部ルールですが、実務的には同じく配慮が必要です。


どう対応するか

  • 取引先や関係先に贈りたい場合は、メールや電話で確認する、あるいは会社のウェブサイトなど公開されている情報をさっとチェックする。

  • 贈り物を控える場合は、代替案の提案として、最近のガイドが推奨するように、訪問や言葉での感謝、年明けの簡素なお年賀に切り替えるのも有効です。

3. 故人や、その直後の遺族に対して贈る場合

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なぜ控えるべきなのか

  • 故人宛や遺族宛にギフトを送ることは、場合によっては遺族の心情を傷つけるきっかけになる可能性があります。外部解説でも、故人やその遺族宛へのお歳暮は控えることが望ましいという趣旨が記されています。

  • 喪中や忌中の時期は、贈答のタイミングや表現に配慮が求められます。解説では忌中期間中は控え、喪中であれば形式や表現を慎重に選ぶといった指針も述べられています。


どう対応するか

  • 忌中や喪中の期間は、いったん贈り物を控える。その上で、落ち着いた時期にお悔やみの言葉や、必要に応じた支援を伝える。

  • もし感謝や気持ちを伝えたい場合でも、華美でない形の表現や、物品よりも言葉や訪問、お手紙など、相手の状況にあわせた方法を選ぶ。

4. その他、相手の事情やアレルギー・宗教的配慮で避けるケース

お歳暮が受け取り禁止でなくても、相手の健康・生活・価値観にかかわる事情がある場合は、無理に送らないほうが良いこともあります。


  • たとえば、食物アレルギーや、宗教・信条によって避けるべき食品がある場合、無理に一般的なギフトを送るより、別の形で感謝を示すほうが丁寧です。


  • 事情がよくわからない相手には、食品以外の簡素な品や、金額を抑えたもの、あるいは金銭的負担をかけない表現など、受け取る側の負担にならない工夫を。

5. どうしても贈りたいときのチェックリスト

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  1. 相手の職種・所属先の規則を確認

  2. 相手の現在の状況(喪中・忌中・病気など)を把握

  3. 贈る品が相手にとって負担にならないか検討

  4. 代替方法として、訪問・お礼の言葉・寸志などを検討

  5. 迷ったら、本人か共通の知人にそっと確認


この5点を押さえれば、無用なトラブルを避けつつ、感謝の気持ちはしっかり伝えられます。

6. 参考にしたガイドや情報源について

今回は、イトーヨーカドーなどが発信するお歳暮マナー解説や、楽天市場の特集ページ、季節の贈答に関する外部の解説記事などを参考に、どこまでがNGになりうるかを整理しました。特に公務員や規則による禁止、社内での禁止方針など、実務に直結する情報を重視しています。


7. ちょっと違う締めのアイデア:贈り物以上の地域貢献

お歳暮で悩んだとき、地域の魅力を伝えながら、感謝の気持ちを形にする別の方法として、ふるさと納税も選択肢の一つです。実は、私も糸魚川市のふるさと納税の業務委託に携わっていて、年末にかけて地域の特産品を紹介する機会があります。

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糸魚川市には、米や魚介など、地域ならではの返礼品が多数掲載されているページがあります。たとえば、ふるさとチョイスの糸魚川市ページでは、多様なカテゴリの返礼品が検索でき、特産品を通じて地域を応援できます。

贈ってはいけない相手がいる場合でも、地域への応援や自分へのちょっとしたご褒美として、ふるさと納税を活用してみるのは、手堅く、かつ心が温まる選択肢です。



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